アサーティブとは?

今日、会社の女性社員のみを対象とした「アサーティブ・コミュニケーション」についてのワークショップに参加し、目からウロコだったので学んだことをシェアしようと思います。

ワークショップに応募するまで「アサーティブ」という言葉の定義すらうる覚えだったので、そんな初心者の立場から、言葉の定義、なぜアサーティブ・コミュニケーションが必要か、欧米の女性のコミュニケーションに関する悩みまで網羅します。

仕事だけでなくプライベートでもとても役立つソフトスキルだと感じているので、興味のある方は読んでみてください。

「アサーティブ」ってよく勝間和代さんが言っていたような?ワークショップの案内を見て、昔読んだ彼女のビジネス本に書かれていたことをふと思い出しました。

「Assertive Communication (アサーティブ・コミュニケーション)」の定義は以下の通りです。

Assertive communication is the straightforward and open expression of your needs, desires, thoughts and feelings. Assertive communication involves advocating for your own needs while still considering and respecting the needs of others.

アサーティブ・コミュニケーションとは自分の要求・要望・考えや感情をストレートかつオープンに表現すること。アサーティブ・コミュニケーションはまた、相手の要求を考慮し、かつ尊重しつつも自分の要求を主張することである。           (原文引用元 和訳は著者)

コンテクスト無しに定義だけ読むと簡単にできるかもと感じませんか?

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では、例えば、同僚や上司から仕事を依頼されて「ノー」とハッキリ断ることができるかどうか考えてみてください。

こういう風に具体的でリアルな場面になると、自分の評価や人間関係などを心配して一気に難しくなりませんか?

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わたしの場合は、日本で働いていたときにもビジネス本に感化され本当に必要な場合は「ノー」と言えていたと思うのですが、今所属する会社の社訓に「FUN&FRIENDRY」(陽気で親切に)というのがあり、気づいたらこの社訓に合う人間になろうとして不覚にも欧米にいながら頼まれたことに「イエス」しか言えなくなっていたことに気づきました。

これは他の女性同僚からも「社訓のせいでノーというのが難しい。」とコメントがあり、みんな同じような悩みがあったのだと気づきました。

ワークショップで「なぜノーと言わなければいけないのか?」という質問に対しては、

「自分のライフワークバランスを保つため」「自分の精神と身体の健康のため」

「これ以上できないから!」などの理由が挙げられました。

「結局イエスと言って仕事を引き受けてもそれが必ずしも評価につながるわけではない」ということも重要なポイントです。

わたしが上司に言われるのは、「自分がやる価値のある仕事かどうか見極めるように」ということです。「誰でもできる雑務はやるな」と。過去に受注会社にいたため何でも自分でやってしまう癖がついているので、発注する会社にいる今その点を改善しないといけないと感じています。

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さて、「アサーティブ・コミュニケーション」を実行するにあたり大事なこと、それは自分に自信を持つことです。今の自分を欠点があってもありのまま受け入れること。なかなか難しくわたしにとっても課題ですが、受け入れるようにならないとアサーティブな表現が使えません。

アサーティブな表現とは

I think …. (わたしは…と思う。)や I need….(わたしは…を必要としている。)などで、英語の動詞を直訳すると変ですが、動詞部分が重要なのではなく、主語の「わたし」が重要になります。つまり「わたし」がどうしたいのかを伝えることがアサーティブな表現です。そのため、この軸である「わたし」がしっかりしていないとアサーティブな表現ができないのです。

日本語ではよく「わたし」を省いて曖昧にしたり、日本の文化的にも集団のハーモニーを大切にするので、自分を全面に出しにくいかもしれませんが、それでも自分を大事にして個人としての意見を言うことは、グローバル化してしまったこの世界でとても大事なことだと思います。

相手がどんなに攻撃的なコミュニケーションで説得しようとしてきても、自分に自信があればうろたえないですし、相手に合わせて攻撃的になることもありません。

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欧米の女性は物事をハッキリ言うし、アサーティブコミュニケーションができていると思っていたのですが、この点に関してワークショップのおかげで意外な発見がありました。以下個人情報は伏せますが、スウェーデン人、ドイツ人、スペイン人の女性のコメントです。

「男性上司によく(わたしの)進捗状況がはっきりわからないから評価が難しいと言われてしまいます。」

「男性の同僚が「オレはなにしたあれした」ってたくさん報告してくるのですが、自分は彼に対してそういう報告ができません。」

「家でも教育でもハーモニーを大切にしなさいと言われて育ったので、ノーと言えません。」

「シャイな性格なので、同僚の問題を指摘することができません。」

また、意見をハッキリ言うことができて凄いと感じていたある同僚がこのワークショップで隣に座っていたのですが、彼女は逆に攻撃的なコミュニケーションをしていることで悩んでいました。

彼女の経験を聞いて、そう言えばわたしもプライベートで攻撃的になってることあるかもと思ったりしました。

意見は言えないのも問題だし、相手に押し付け過ぎてもいけない。

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コミュニケーション上手になれるように、まず他人と比べず根拠の無い自信を持つことに取り組もうと思います。

(写真:Kingのバルセロナオフィス)

2 thoughts on “アサーティブとは?

  1. お久しぶりです。Shumpeiです。
    ブログ記事読ませていただきました。非常に興味深く且つ考えさせられますね。よく日本人ははっきり意見を言わないのが問題だと言われますが、はっきり言うイメージがある欧州の人達も日本人のようなことで悩んでいるのだという点に驚きました。
    意見を言う・言わないのバランスが大事なようで、バランスを取りすぎるといけないような気もします。最後におっしゃられていますが、根拠のない自信を持つことも時には大事なのだなと思いました。難しい問題ですが、自分がどうしたいかを考えて生きていきたいです。

    1. Shumpeiさん
      お久しぶりです、お元気ですか?
      そうですね、わたしもこちらで働く前までは欧米人はところかまわず誰でも意見をハッキリ言うものだと思っていましたが、欧米人も人によるということはあると感じています。
      ただし、特に日本は世界の中でも極端に異なる文化だと感じていて、そういう意味では言語を話せるようになってもそれ以上のコミュニケーションにおける壁を感じます。
      言語習得より時間がかなりかかりそうですがいつか越えられる壁だと信じて、根拠の無い自信を味方に取り組んでいこうとおもいます。

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