英語で働くときに大事なこと

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日本に住んでいたときには全く想像がつかなかったことの一つが、英語で働くということです。

今回は英語が苦手だけど英語環境で働きたい、働く予定という方に向けて、英語で働くことのメリット、そしてこれまで学んだことをまとめました。

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英語嫌いが英語で働くことに

日本にいたときには英語で働くことはカッコイイことだとなんとなく思い込んでいました。少しだけ英語を使う仕事はしていたものの、定型文の切り貼りレベルでビジネスレベルの英語力があったとは全く言えません。しかもわたしの場合、英語で働く事をカッコイイと思いながらも同時に英語嫌いでした。

社内で何をするのも英語という環境に飛び込んでからの一年間は、ミーティングのたびに頭の中が「???」でいっぱいで半分引きつった笑顔で乗り切るしかありませんでした。ビジネス英語のレベルの低さに加えて、ゲーム業界用語、マーケティング用語、ビジネス用語、会社内で使われる独特の用語など本当についていけず…。日本語ですら知らなかったのですから英語でなど分かるはずもなく、それこそメールを開くたびにググってばかりの日々。作業の効率化、意見を述べることなどもってのほかの状況です。今は笑い飛ばせますが、自分の無能さに頭痛でした。

何であれ、できないことをできるようにするにはこのなんとも達成感が感じられない歯がゆい時期を乗り越えないといけません。何か新しいことに取り組むとき、20日(3週間ほど)続けると習慣化され、3年ほど続けるとある程度マスターできるといわれます。今のところ1年半なので、あともう1年半すれば英語が好きになれるかなと期待しています。

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英語はチャンス!

さて、英語嫌いな自分がなぜ英語で働いているかということですが、それは英語がチャンスを与えてくれるからです。大学時代、第二外国語としてスペイン語を学んでいたときにも、スペイン語の先生から何度も英語を同時に上達させるように言われていました。今そのアドバイスの意味が身に染みてわかります。

英語で仕事がこなせると、世界のどこでも仕事ができるようになります。わたしの場合、不況のバルセロナでスペイン語の仕事が見つからず結果こういう状況になりましたが、英語のお陰で助かりました。スペインにいるのにスペイン語で仕事がみつからないというのはちょっとおかしな話ですが…。雇われる場合も、自分でビジネスを立ち上げる場合も、英語でのコミュニケーションがビジネスの世界の基本なので、ビジネス英語ができ、英語で働く経験をつけることは決して損にはなりません。

また、英語を使う多国籍企業で働くと、世界各地に同僚がいるので、ネットワークも視野も広がります。これは世界のどこにいても多国籍企業に勤務している場合は同じかと思いますが、その点も魅力的だと感じています。

英語で働くと給料が上がるというトピックもよく見かけます。これは業界や個々の企業、役職、雇われる個々人の状況にもよりますが、おそらく全体的には上がると思います。

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パーフェクトでない英語を受け入れる

社員のほとんどが英語以外の言語を母語とする場合、単に英語ネイティブと話すよりコミュニケーションは難しくなります。わたしを含めて多くの日本人が「R」と「L」の区別ができないのと同様に、スペイン人がスペイン語に引きずられて「R」の発音で舌を巻いてしまったり、フランス人が口を閉ざしぎみに発音するため聞き取りにくかったりということが起こります。また、英語母語話者といってもイングランド、スコットランド、アイルランド、ニュージーランド、オーストラリア、米国、インド、シンガポールなどなどその土地のアクセントや語彙を使うためこういったこともコミュニケーションに影響します。

同僚が自信満々に言う単語が実は母語の単語を英語風に発音しただけだったり、文法が間違えていたりということもあります。英会話学校で学ぶような綺麗な英語には出会えないということ、そしてそういう環境でもやっていかなければいけないということがわたしの一つ目の学びです。

先日、発音に関してこんな面白い話を聞きました。

ある英語ネイティブの同僚が「Team(チーム)をまた変えたんだ」とミーティングで発表したそうです。ミーティングに参加していた一同は「チームをまた変えた?!それは大変だ。」とザワザワしたそうなのですが、じつは彼が言いたかったのはTeam(チーム)ではなくゲームのTheme(シーム)つまりテーマのことだったそうなのです。それを知って一同はホッと胸を撫で下ろしたそうです。

彼は英語の「th」が発音できないためその後も「Team」と発音する度に周囲の笑いを誘っているようです。もちろん、仲の良いチームなので、こういう間違いもそのまま受け入れています。

他人のミスに寛容であり、論点に集中する。また同時に、自分も細かな英語の文法や発音に関してパーフェクト主義になる必要はありません

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結論からはっきり伝える

パーフェクトな英語が存在しない中で何が大事なのかということですが、まず英語はあくまでコミュニケーションのツールなので、言いたい事をきちんと伝え、伝わるということが重要になります。

さまざまな本やブログで既に説明されていますが、結論をはっきり伝えることは口頭であってもメールやチャットであっても一番大切です。母語が異なる国際的な環境で働く時に、枝葉末節から説明し始めると、理解してもらえないだけでなく途中からコミュニケーションを放棄されてしまうことにもなりかねません。同僚に一緒に仕事したいと思ってもらえるようになるには、メッセージが分かりやすいことが大事です。

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メールは簡潔に

メールにかける時間はわたしたちが思う以上かかるものです。メールを読むこと書く事にどのくらい時間を費やしているか計算したことはあるでしょうか?英語でメールのやりとりをすると、オンラインの辞書を引いたり、構成を考えたり、慣れるまでに時間がかかります。

簡潔なメールは自分の作業時間も短縮できる上、読み手にとってもありがたいメールになり、自身の評価アップにつながります

メールのタイトルには何関係のメールなのか、その重要度などの情報を入れ、本文には簡潔に伝えたい情報をまとめ、その他具体例や詳細情報はリンクを貼るか、文書を添付するようにするとぐっと読みやすくなります。

また、特に読み手に何らかの行動を要求するメールの場合、「Action required(アクション必要)」とメールタイトルに入れると、メールの受け取り手に対して「このメールは大切だ」という意識を植え付けることができます。

さらに、メールを複数の人に送る場合、受信者全員が同じレベルの情報を必要としてないこともあります。要約のみ知りたい人、具体的な情報まで必要としている人の二段階の読み手の層があるときは、冒頭で全員が必要な要約を伝え、「さらに読みたい人は続けて読んでください」と詳細情報を書くと、要約のみ知りたい人にとっては時間の無駄にならず親切なメールになります。

わたしは入社してから6ヶ月の試用期間中、英語で簡潔な表現ができないことも相まって、同僚から「メールが長く結論がわからない」と指摘され、メールに赤で修正を何度も入れられました。本当にあの時はこの会社で働いていけるかかなり心配になりました。

先日ある情報をメールでシェアしたときに、別の同僚から「簡潔で分かりやすいメールをありがとう」とフィードバックをしてもらい、進歩を感じることができました。わたしの下手なメールを直して、書き方を教えてくれた同僚に感謝しています。

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アクションポイントとその期限を明確に伝える

Action point(アクションポイント)とは「誰がいつまでに何をするか」ということです。

ミーティングの目的は、ミーティング参加者全員がアクションポイントを理解し合意することです。ある議題に関して最終的な合意に至らない場合は、その前段階のアクションを決定し、そのアクションを誰がいつまでにするのか決めます。

ミーティングの後には、担当者がMeeting Notes(ミーティング議事録)を書き参加者および関係者と共有します。この議事録にも、ミーティング参加者の名前、議題に加えて、アクションポイントを明記します。ミーティング議事録も簡潔にまとめるようにします。
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直接対面することの重要さ

日本で日本人と働いていたとき、同僚からメールが返ってこないということを経験したことはほぼありませんでした。

英語で働いていてショックなのが、たまにメールに返信しない人、メールの返信がかなり遅い人がいるということです。「仕事なんだからちゃんと返事してよ」と思ったとしても、自分がイライラするだけなので意味がありません。

とりわけ仕事で関わる人が国境を超えるとその物理的な距離も加わりあまり知らない人に対して特に関心を示すことはありません

そういう人にはSkypeなどでミーティングを提案して顔を覚えてもらって、無視されないようになることです。こういう対応をする人は特定の個人を避けているのではないので、返事がなくても自分を責める必要はありません。できることなら直接会って、ランチに一緒にでかけたり飲みにいったり、距離を縮めてみるといいと思います。これは日本でも同じですね。きっとメールの文章の温度が上がるはずです。

また、メールでコミュニケーションがスムーズにできている人であっても、できるだけ対面の機会をつくることは同様に大切です。個人的な信頼関係ができれば仕事はうまく進みます。職場の問題のほとんどが人間関係に起因すると言われるように、言語が変わっても人間関係は基本です。

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さいごに

英語で働けるようになりたいという方には、英語環境に飛び込んでしまうことをオススメします。「習うより慣れろ」は当たっていて、やらざるを得ない環境に身を置けば誰でもある程度出来るようになるものだと感じます。

わたしも、もう1年半英語で働き続けた暁に、英語嫌いを克服しようとおもいます。

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2 thoughts on “英語で働くときに大事なこと

  1. たかこさん
    はじめまして。斎藤晴彦と申します。
    このブログに行き着けたことを嬉しく思います。
    勇気をもらえました。
    またこれからもブログ楽しみにしています。

    1. 斎藤さん

      プライベートメッセージにお返事いたしました。ご確認ください。
      頑張ってください!

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