Besalú
スペインのゴールデンウイークに相当するSemana Santa(セマーナ・サンタ)は毎年三月下旬から四月の上旬にある休みなのですが、今年は学生ビザから就労ビザへビザの切り替え中かつNIEカード(外国人のIDカード)の有効期限が切れているため国外旅行ができず、カタルーニャ州内で小旅行をしました。
学生ビザ更新の際にNIEカードの有効期限が切れている場合は、ビザ更新の手続きを住ませてAutorización de regreso(再入国許可書)という証明書を警察署で発行してもらうことで、スペインから出入国ができますが、「ビザの種類を変更する際は変更中の証明書は存在しない」と弁護士に言われました。彼女いわく、「スペイン国外に出てもパスポートを持っていれば日本人なら戻ってこれる」と。
ただし、以前学生ビザ更新の時に仕事で外国行きの飛行機に乗ろうとして搭乗口でAutorización de regresoを見せるように厳しく要求された経験があるので、ここは弁護士を信用せず(笑)スペイン国内に残ることにしました。
そこで以前から行ってみたかったカタロニア地方の中世の面影を残すBesalú(ベサル)という村とその近郊のOlot(オロット)という街に遊びにいくことにしました。
12時頃にバルセロナをバスで出発してBesalúに着いたのは14時弱。2時間かからずバスでお手軽に旅行ができるスポットです。この風景はランチをしたレストランからの眺めです。
この村はとても小さいですが、村の郊外で作られた使えば使うほど味が出そうな革製に出会いました。手作りのぬくもりは本当に素敵!スペインはお手軽な値段で良質な革製品に出会えるので革製品好きにとっては最高です。
この緑につつまれている建物が私たちが泊まったホテル「Els Jardins de la Martana」です。
このホテルは旅行にでる前日の晩に予約したので、リサーチもそこそこだったのですが、オーナーに「こちらが図書室ですよ」と紹介されたこの部屋がとても気に入って友達と2人で入り浸りました。
オーナーの男性はフランス人。カタロニアのこの地域(ジローナ県)はフランス人観光客がとても多く、なるほどと頷けます。
アンティークの時計。ディテールがとっても可愛い。
夕方のBesalúの眺めです。太陽の位置や光の強さによって本当に同じ風景でも印象が変わるものだと感じます。
わたしは行っていませんが、この上の写真の左側に見える白パラソルのレストランは会社の同僚が美味しかったと言っていました。機会があればぜひ行って感想を聞かせてください。
夜はあまりお腹がすいていなかったのでふらっと入ったワインショップで食前酒 Vermut(ベルモット)とおつまみをいただきました。この地で生産されるチーズはまろやかで美味!わたしたちはハーブに包まれたものをいただきました。
翌朝はホテルで朝食をいただきました。あまり朝食に期待はしていなかったのですが、バイキング形式+現地で作られるソーセージ&をチーズをまたいただくことができました。
生オレンジジュースを搾っていただきました♪ 生のオレンジジュース、大好き。バイキング形式だったので朝からチョリソとチーズも(笑)パンはもちろんパン・コン・トマテ(トマトを塗ってオリーブオイルをかけたパン)です。
このイタリアのトスカーナ地方みたいな風景に癒されました。本物のトスカーナを知らず勝手な想像ですが…。
ホテルでは藤の花が満開でした。黄色と藤色のコントラストが素敵です。
前日の夕方とはまったく色彩が異なる明るい街がとても眩しく、Olotに旅立つのが正直惜しく思われました。
小さくてほぼ何も無い村ですが、友達、家族、恋人と一日のんびり過ごすというプランには最高な場所だと思います。
- Els Jardines de la Martana (Hotel) ☆☆☆
Website: http://www.lamartana.com/en/ (English)