El Festivalet 2014
今回はクリスマスプレゼントにオリジナルグッツを探している人にオススメなハンドメイドマーケットFestivaletを紹介します☆ バルセロナで一番ヒップスター度の高いクリスマスマーケットだと聞いていましたが、その通り(笑)スペインのハンドメイド業界に詳しい友達と回ったので、彼女の説明を聞きながら楽しく過ごしました。
以下テーマごとに見つけた商品をまとめてみました^^
1. アニマル…なぜ魚? / Animales… y ¿por qué peces?
動物モチーフ、とても多いと感じました。
動物を殺さないで壁に飾るには?→ぬいぐるみにする!という発想。
そしてここで知ったのが魚の人気度。
まるで魚屋というか北極グマのお店。店員さんの気合いが入った衣装、キュート!
売られていたのは魚型ポーチやバック^^
こういったデザインのグッツって1匹じゃなくて2匹以上並んでいると特に可愛いく感じますよね。値段は可愛くなくなってきますが(笑)
2. 「それ」用の靴 / Zapatos para “eso”
「それ」用のとくべつな靴たち。
さて、何用の靴でしょう?^^
こちら、スイング用の手作りの靴だそうです。毎日どこかでスイングのイベントが開かれているほどスイングが流行っているバルセロナ。まさかヒップスターのスポーツだったとは。柄靴下も一緒に売られていました。
3. お手軽な植物 / Plantas para los vagos
ヒップスターはペットには服を着せたり手間をかけるようですが、植物はどうやらあまり手のかからないものをチョイスするようです。
わたしもサボテンが好きで集めていますが(トゲのないやつなので正確にはサボテンではないようですが)、これもヒップスターのお気に入りとは(笑)たしかに、沢山種類があったので、特定の種類のサボテンを探している人には嬉しいお店なのかもしれませんね。そして…
こちらは苔です。色を付けられても生きているのだそう。少し乾いたら霧吹きをかければOK。触り心地はとても良かったです。去年も別のクリスマスマーケットで苔玉を見つけて紹介しましたが、引き続きトレンドのようです。
4. 進化系サングラス / Súper gafas de sol
木のフレームのサングラスはもはやお馴染み、普通の眼鏡屋さんでも手に入ります。このマーケットにはさらに上を行くサングラスがありました。
今回のマーケットで個人的に一番のヒット商品。
薄さ1mmのサングラスなので持ち歩くにもケースは不要。折り畳めばポケットにスッポリ収まります。また耳に掛ける部分(黒い部分)も顔の形に合わせて変形できるのでしっかりフィット。まるでなにも付けていないかのような軽さです。有害な素材も一切使われていないそうです。
こちらのメーカーThe PAPPUP Storeはスペイン人がベルリンで作った会社だそうです。ネットで確認したところサングラスは44ユーロとのこと。
5. ニホン / Japón
日本からアイデアを輸入した商品、日本の何かを一部に取り入れた商品など、日本が好きな人が本当に世界で増えていると感じます。こういうソフトな面で日本は本当に強いブランド力がありますよね。
こちら日本の「のれん」ですヨーロッパの家にもいけるのでしょうか?
日本によくあるスタイルですが、スペインではレアなデザインです。
編みぐるみ。やったことあるな、と懐かしいです。
これは和綴じ(cosido japonés, encuadernación japonés)を自分で体験できるキット。あまり難しくないのでキットが必要なレベルなのかな?と一瞬思ったのですが、確かに必要なものを買い集める手間は省けますね。これは「四つ綴じ」。スペインでは今まで手芸やホビーの産業が遅れていると感じていましたが、ヒップスターとともに一気にハンドメイドが趣味として広がってきているようです。
6. 自分でやってみよう / DIY! (Do it yourself!)
自分で作れるようなキットを販売しているお店。またマテリアルを売っている店、オリジナルなマテリアルを作る支援サービスを提供している店などさまざま来ていました。和綴じ以外のDIY商品もまだまだいろいろあります。
こちらはチョークペイントのお店Crea Decora Recicla。一度さっと塗るだけで綺麗にパステルの色が付くのだそうです。IKEAの安い椅子だってこれで可愛くオリジナルな椅子に変身!わたしも家の壁塗りをしたことがありますが、普通のペンキは一度でしっかり色がつきません。しかも木の場合は木面をヤスリでこすったり塗る前の下ごしらえが必要だったり。でもチョークペイントならヤスリも不要!
色の種類も豊富です。
こちらはTシャツ風の太い糸を販売しているお店。
スタンプを研究しているバルセロナの専門の店Vostik。オリジナルなスタンプが作れます。こちらは4面スタンプ(手がインクで大変なことになりそうですが(笑))。
自分のオリジナルなデザインのデータを送って生地をを指定すれば生地に印刷してくれるというサービスを提供しているグラナダの会社estampable。誰も着ていない一点モノの服を作りたい時にもってこいのサービス♪
Selfpackagingはその名前の通りプレゼントのパッケージングを自分でするためのキットなどを販売する店。
そして、手作りはビールまで。家で手作りビールが作れるキットが65ユーロで販売されていました。
味は全部で9種類。
7. 本物のアートより複写版 / Estampado más que el verdadero
アートを買うなら誰だって量産される複写より本物がいいけど、そうは言っても予算が…ですよね。そうです、やっぱりコピーです(笑)
IKEAを何度も出して失礼ですが、IKEAのポスターよりも好きなアーティストの作品の複写版を家に飾る方がオリジナル度が上がるというもの。という心理から、お手軽に買えるアートが流行っています。
こちらのPrint Workers Barceonaはギャラリーだけでなくデザイナーのコワーキングでもあるそうです。写真ではブレてしまっていますが(すみません)、こちらの方とても人柄が良く興味が湧いたので、今度コワーキングに遊びに行こうかと思っています。
FUNERAL… 可愛い文字ですが、「葬式」って。
8. 自然派石鹸 / Jabones naturales
パッケージングが苦手なスペインもここまでくると本当に素晴らしい。石鹸は石鹸で質が良く、さらにイラストレーターとコラボで作っているパッケージングのデザインも素晴らしい。
スペインのセゴビア(Segovia)にある石鹸屋さんOlivia。こちらがお店でこちらがBlogのリンクです。オーナーのPaulaさんはマーケティングのバックグラウンドを持つ方。以前から興味があったハンドメイドの世界で天職を見いだしたそうです。石鹸など商品自体で差別化するのが難しい商品は『経験』や商品の裏にある『ストーリー』で差別化を図ることになりますが、まさにそこが彼女の力量ですね。
しかもMOJITO(モヒート)の石鹸だなんて、お風呂でも酔っぱらいです。
9. カガティオ / Caga Tio
スペインのカタロニア地方ではサンタクロースではなく「カガティオ」がクリスマスのプレゼントを持ってきてくれます。カガティオは通常シンプルな作りで、丸太に二本の手をつけて顔を描き、カタロニアの伝統的な赤い帽子を被っています。
子供が棒でカガティオ叩くとお尻からプレゼントが出てくるということで、通常はマントを被せてお尻は見えないように隠れています。
通常オシャレじゃないカガティオをオシャレに着飾ったのがこちらのお店のカガティオたち。Jaime Vicente(ハイメ・ビセンテ)さんのデザインです。右の小さな目に垂れた眉毛のティオが可愛い。
わたしも毎年寒そうにしているうちのちっちゃなカガティオくんに服を着せてあげようと思います^^
会場 Museu Marítim (近年はこちらで開催されています)
Official page: www.festivalet.org