Olot

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こちらはカタロニア州の北のジローナ県にあるOlot(オロット)という街です。この街のすぐ隣にはハイキング感覚で登ることができるGarrinada(ガリナダ)とMontsacopa(モンサコパ)という火山があります。

バスから降りて初めに気づいたのがこの歩行者用の信号。Besalúですっかり中世の風景に目が慣れていたので、目の錯覚かと思ったのですが(笑)これ、中世の騎士です。

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こういうのを一つでも見つけるとテンションがあがります。

さて、この街の観光センターに行くと街の地図とOlot市内のモデルニズムの建築物の所在を教えてくれます。また、この街はrcr arquitectesという建築事務所と彼らの建造物がいくつかあることでも有名です。

(現在バルセロナでrcr arquitectesについての展示会も開催されているので改めて別の記事で紹介します)

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この下の通りはrcr arquitectesの作品です。この写真で良さがあまり伝えられずに申し訳ないですが、夜ライトアップされると綺麗だと聞きました。わたしは夜まで待てずに帰路につきましたが。

そして残念だったのが、公共の場所を綺麗に使おうという意識の無さ。もう少し一人一人が綺麗に使えばいいだけなのに。座りたいと思えないベンチは本当に残念…。同じ街に住んでいる建築家たちがデザインしているのだしなぜ大切にしないのか。

さて、公共スペースのデザインに戻りますが、このスペースはベンチ、地下にある駐車場への入り口、照明、ごみ箱などが全て黒色の素材で作られていました。

確かに、駐車場の入り口だとはっきりわかる入り口はカッコ良くない。どれだけ人目にさらしたくない部分から人目をそらし、隠せるかという点はいかなるスペースをデザインするに当たっても重要だと感じます。

また、建築家の友人いわく、様々なステークホルダーの影響を受け、数多くの限界が存在する大きなプロジェクトと比較してこういう小さなスペースのデザインの方がいろいろ試行錯誤の余地が残されていて楽しいのだとか。

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街をざっと歩いた後でMontsacopa(モンサコパ)火山に登ったのですが、その途中にあった彫刻です。遠目に大きなゴミだなと思ったのですが、近づいたら彫刻でした。こういうふうに風景にひっそりと溶け込んでいるアートって好きです。

モンサコパ火山には20分強で登ることができ、山頂には教会らしき建物がありました。ホラー映画の撮影ができるような建物だったので中の写真は控えます(笑)

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山からのOlotの眺め。太陽がとても暖かく気持ち良かったです。ここで友達と写真撮影。一枚目は座禅を組もうと思って組めなかったもの(笑)

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二枚目はテトリスごっこ。

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ここからはジャンプの写真を3枚。ジャンプ力の無いわたしをきちんとフォローして綺麗な写真を撮ってくれた友人に感謝^^

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写真を撮り合うのがとても楽しい撮影会でした♪ ジャンプの写真はかなり気に入ったのでまた高台等でやってみようと思います。

下はOlot(オロット)の街の様子です。上から眺めるパノラマの景色はのどかで建物が均一的な色でまとまっていて綺麗でした。

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下は火山の火口。緑に覆われていてピクニックをしている家族がいました。

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高見台。ラピュタに出てきそうな素材の朽ち方。

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街で見つけた子ヤギと子豚の彫刻。この段差をよじ登れなさそうな子豚が愛らしい。
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Olotにあるrcr arquitectesの作品のうちの3つが街の中心部から少し離れたところにある高級ホテルLES COLSの中にあります。ホテルのレストラン(リンクは英語)もミシュランの★がついてから値段があがり、特別な日に来る感じです。

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蔦に覆われた建物にはフランスの影響を感じます。

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下の黒い装飾はrcr arquitectesの作品の一つです。この中にレストランがあります。次回来る時には資金を持ってきてぜひ中に入りたい^^ホテルの中はこんな感じです。

窓ガラスに映っているので少し見えるかと思いますが、レストランの外には黒い鶏が放し飼いにされていました。レストラン用なのかと思うとちょっと可哀想。

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Olotの街内では観光名所的なところが見つかりませんでしたが、郊外はハイキングにもってこいです。ほぼ何も調べずに旅行に出た行き当たりばったりな自分がいけないのですが、重い荷物を背負って沢山歩きました。

身分証明書が新たに発行されるまでは、当面スペイン国内旅行を楽しもうと思います。

  • Hotel Les Coles Pavellons

http://www.lescolspavellons.com/

 

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