Sarria & Pedralbes
バルセロナは湿度の高い日々が続いています。8月、バルセロナっ子は海や山にある別荘やバケーションに行ってしまい、街の中心地やビーチはほぼ外国人観光客で溢れています。わたしもそんな外国人だらけで混み混みのバルセロナのビーチでこんがり肌を焼いてます。
さて、そんなシャワーが欠かせない暑い時期に、うちでは顔が青ざめる出来事が起こりました。
なんと、風呂桶を据え付けた際に風呂桶の排水溝まわりにできた傷によって、桶の底が腐りはじめて漏水し、下のおうちのキッチンの電気系統を壊していたのです。寝耳に水でした…。水漏は知らぬ間に起こり、しかも被害が大きくなる可能性があるので恐いです。下のお家から苦情が届いて初めて気づきました。
ご近所さんへの被害はオーナーの保険でカバーされたのでセーフで(ご近所さんが落ち着いた理解のある方で本当に助かりました)一安心。しかし、うちのお風呂事情は一気に不便に。
まず、状況を不動産屋経由でアパートのオーナーに報告してもらいました。それから、オーナーが加入している保険の代理店担当者を派遣してもらい現場検証をお願いすることに。状況を確認しにきた保険屋さんにはよく起こる現象だと言われました(据え付けに問題がある場合は入居者の責任ではなくオーナーの責任だそうです)。責任が誰にあれ、今後スペインで風呂桶を新調する時には気をつけようとおもいます…。
そんなこんなで風呂桶が使えない状態がここ一週間強続いています。もちろんシャワーも浴びられません。
過去に同じような災難に見舞われたスペイン人の友達のススメで、中国人が経営する雑貨店で身体がすっぽり入る大きさのカラフルなタライ(この巨大タライは通常何のためのものなのでしょうか???)を購入して仮ミニ風呂を作って凌いでいますが、巨大タライの中にうずくまるのが滑稽で慣れません。
不動産屋さんは連絡もなく夏期休暇に入ってしまい、いつ解決するものか分からない状況です(汗)
さて、話題を写真に。今回の写真はバルセロナのリッチ層が住んでいると言われる地域のひとつ、Pedralbes(ペドラルベス)地区とSarrià(サリア)地区の様子です。ここはバルセロナ市の高台にある高級住宅街です。史跡や観光名所があるわけではないので通常観光客が足を運ぶ地域ではなく、わたしも今まで特にこの地域で用事も無かったので知らなかったのですが、今回はカメラをつれて散策してきました。
唯一観光地と呼べるペドラルベス修道院の入り口。昔は馬車が通っていたのかな?と想像してみたり。
修道院の中はこんな感じで質素な作りでした。
オリーブの木を発見。いつかミニ・オリーブの盆栽を育てるのが小さな夢です。
修道院を後に、高級住宅街方面に。バルセロナのこの辺りには豪邸がたくさん。監視カメラが設置されている家や大使館もあるのであまり写真は取りませんでしたが、きっとプール付きの素敵な家が沢山あると思います。
KUMON、そう日本の公文です。スペインにもあります。スペインにはこういう塾のような補習用の教育場は無いのでKUMONはよく知られています。この前も大学院の授業でこういうビジネスの代表として名前が上がっていました。
ここからはSarrià(サリア)地区です。この辺りは邸宅もなくアパートばかりで、個人的には高級住宅街という感じはしませんでした。同じサリアでももっと山の奥には豪邸がたくさんあるようです。
カフェのオープンスペースでおじいさんが2人並んでうたた寝を決め込んでいたりと、バルセロナにいるのにまるで郊外のとてものどかな村にいるような感じです。
バルセロナの中心地より道が綺麗に掃除されていてゴミが見当たらなかったり、高い場所だからか空気も美味しく感じました。
サリアには牡蠣専門の老舗レストラン兼ショップのGouthierがあるのでいつか来てみたいと思っていました。店内で食べるのでなくお持ち帰り用の牡蠣の値段は比較的お手頃だとか。北フランスの牡蠣とスペインのガリシア地方の牡蠣が個人的に好きですが、美味しい白ワインと組み合わせていただくと一層味が引き立って美味!こんなこと書いてると、ヨダレが…。
いつかオープンカフェでシエスタできるくらいのどかな場所に住んでみたいです。
わたしは目下、風呂桶問題を解決しないとですが…(笑)