Sitges Film Festival 2015 & Museo Cau Ferrat
以前に一度Sitges(シッチェス)の街についてはブログで紹介したことがありましたが、今日はこの街で毎年10月に開催されるシッチェス・カタロニア国際映画祭が目当てでやってきました。日本からも毎年有名監督の作品がやってくるので、現地に住んでいる者としては邦画を映画館で楽しめるチャンスでもあります。
↑パン屋さんも映画祭が開催される週はこの通りのデコレーション。素敵★
この映画祭で上映される多くの映画が「ファンタスティック」というジャンルで、恐がりの私には観ることができないものばかり。ただ最近はそれ以外のジャンルの映画も増えてきていて、今回は北野武監督の新作映画『龍三と七人の子分たち』を6時起きで観にくることに…。
そう、6時起き。
土曜の朝8時半に上映なんて勘弁してと思いきや、5ユーロ(700円程)で映画1本観れるとなるとそれもありかな?と学生のようなノリでチケットを購入。
バルセロナからシッチェスの上映会場に着くまでに2度のハプニングに見舞われたものの、8時半の上映時間に間に合わせ無事到着、海外ウケを明らかに狙っている北野監督の映画に爆笑の連発で目が覚めました。
朝ご飯を食べた後、この眩しすぎる朝日。この日は暑くて10月なのに半袖でOKなほど。
映画祭の醍醐味の一つが仮装とメーク。映画祭の会場近くには無料でメークをしてくれる場所もあり2時間待ちの長蛇の列ができていました。
↓ESCACはEscola Superior de Cinema i Audiovisuals de Catalunyaの略で映画とオーディオ関係の有名な学校。勝手なイメージですが、映画祭っぽいなと記念撮影。
2本目の映画はダースベーダーの音声を担当で顔が明かされることのなかったDavid Prowse氏が主人公のドキュメンタリー映画『I am your father』。同氏は現在もなおジョージ・ルーカスとは仲違いをしたまま。その真実を世界に伝え彼のの名誉を守ろうとしているのがこちらの映画。今年の冬のスターウォーズエピソード7の公開を前にホットなトピック。
ダースベーダーとトゥルーパーの記念撮影。
↑ 発展途上国における目の病気撲滅の募金を集うために、こ
↑ 映画関係のグッツを販売する店。日本のキャラクターも沢山。
↓ 午後はMuseo Cau Ferratという美術館へ。
建物自体が素晴らしく、ホッと落ち着く空間。
この美術館にはスペイン人の印象派画家・劇作家のSantiago Rusiñol(サンティアゴ・ルシニョル)の作品が数多く収められています。
サンティアゴ・ルシニョルはピカソに影響を与えたことで有名で、パリのモンマルトルに住んでいた時には同じくスペイン人画家のRamon Casas(ラモン・カサス)と一緒に暮らしていました。当時の芸術家が集まっていたバルセロナの「クアトラ・ガッツ(四匹の猫)」というカフェ(現在はどちらかというとレストラン)で他の芸術家と親交を深めていました。アートに興味がある方はバルセロナの「クアトラ・ガッツ」にも足を運んでみてください。Casasの作品(レプリカ)が飾られています。
↓ Cau Ferrat(カウ・フェラット)と呼ばれるこの美術館の名前の由来はとても分かりやすい。cau はカタラン語で「避難所」の意味で、ferratは「鉄
↓ Cau Ferratの前の建物の中庭。
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- Museo Cau Ferrat
秋にバルセロナへの旅行を計画されている方はぜひシッチェスの映画祭も合わせてチェックしてみてください!